防水の種類 WATERPROOF
法令上、主要構造部と同等の責任を求められる「防水」機能を
確かな品質で最適な工事をお客さまへお届けします

アスファルト防水 熱工法
溶融加熱したアスファルトコンパウンドを流し、ルーフィングを貼りつける流し貼りを繰り返し、積層された防水層を作ります。信頼性と耐久性に優れ、露出防水・保護防水ともに多彩なバリエーションがあります。著名な建物・長期耐久性の求められる重要度の高い部分に数多く採用されている、100年の実績を有する防水工法です。

アスファルト防水 BANKS工法
従来のアスファルト防水のメリットを継承しつつ、周辺環境への影響を大幅に軽減した次世代型の省力化工法です。使用する全てのルーフィングに、より高品質な改質アスファルトが使用されています。自着層付ルーフィングの表面にコーティングされた改質アスファルトをバーナーで溶かして2層目以降のルーフィングを流し貼りし防水層を形成します。

アスファルト防水 常温工法
改質アスファルトルーフィングを常温タイプのゴムアスファルト塗膜防水材で貼りつける複合型積層工法です。火気をほぼ使用しませんので、従来のアスファルト系防水よりも周囲に与える影響がより軽減されます。「塗る作業・貼る作業」の融合により、高い水密性と耐久性を発揮します。

シングル防水
アスファルトで構成された屋根材シングルと勾配屋根専用下葺き防水シートの2重の防衛ラインで勾配屋根をカバーし、室内への雨水侵入を防ぎます。接着工法によるシングル防水は強風に対し、充分な耐風圧力を確保します。軒先・ケラバなどの端部は専用形状の水切り金物で処理し、長期にわたる安定した雨仕舞を維持します。

シート防水
カラフルな塩化ビニル樹脂系シートを接着剤やアンカー・ディスクで固定し、シートジョイントを溶融一体化して防水層を形成します。アンカー・ディスク併用工法は様々な下地に対して施工が可能で、比較的に低コストで意匠に優れた防水改修が可能です。プールや水槽の専用工法もあり、シートジョイントの水密性の高さに優れた工法です。

塗膜防水
液状の防水材をローラー等で塗り重ね、継ぎ目のない連続した防水皮膜を作る工法です。ウレタンゴム系、ポリマーセメント系、ゴムアスファルト系など様々な工法があり、部位や用途に応じて使い分けます。補強布やシートを併用する仕様や、高反射・高耐久のトップコート等もあり、強度を高める事も可能です。また、複雑な下地形状に無理なく対応できますので、新築・改修問わず様々なニーズにマッチします。

ウレタンFRP防水
露出防水で車両通行が可能な工法のスタンダードとして20年以上の実績があります。特にタイヤが接するFRP防水層の耐摩耗性は極めて優秀で、多くの商業施設駐車場で本工法が採用されています。

超速硬化ウレタンスプレー工法
近年シェアを伸ばしている工法です。超高速で硬化する高強度のウレタン樹脂を吹き付ける工程が工法の大きな特徴で、特に大面積を施工する場合に従来の防水工事と同等以上の性能・耐久性を維持したうえで大幅に工期の短縮が可能です。接着力も非常に高く従来の各防水工法以上に雨仕舞いの自由度が高い点も工法の利点です。
※写真は駐車場工法

フレクターフィルム
地震、台風、土砂災害など自然災害が多い日本ですが、災害発生時に救助へ迎うヘリコプターなどが上空から建物を特定しやすくする目印として、建物名や学校名などの文字フィルムを防水層に直接貼り付けることができる工法です。ヘリコプターなどからのライトに対する高い反射機能・夜間視野性を確保し、過酷な環境下でも長期にわたり色褪せしにくく、密着性を維持することができます。また衛星写真からアクセスできるようにフレクターフィルムをQRコードにして貼りつける事も可能です。

ソーラーパネル用乾式基礎
太陽光発電を設置するには、建物の構造や防水層との納まりなど考慮すべきことが様々あります。乾式基礎架台「PV-FIX」シリーズは、一般的な現場打ちコンクリート基礎と比較して、工期の短縮、軽量化、産廃物の削減が可能で、防水との納まりが完結した防水専用乾式基礎です。各種防水工法に合わせた仕様を取り揃えています。

屋上緑化
都市環境を豊かにする屋上緑化ですが、屋上は植物にとって過酷な環境です。そこで「G-WAVE」は、植物にとって必要な「保水+排水」性能に加え、防水層を考慮した「耐根」性能をシステム化し、植物の生育環境を整えたうえで屋上緑化を実現する画期的な工法です。屋上緑化を行うことにより、都市部におけるヒートアイランド現象の抑制や都市全体の気温を調整する役割を果たし、緑化された屋上の断熱性も向上させるなど省エネルギー効果も期待できます。